株式会社 東海スチール

株式会社 東海スチール

Work flow

作業の流れ

納品作業の基本心得

はじめに

  • 配送に携わる者は元請会社の一員であることを自覚する。
  • 現場に携わる全ての作業において元請会社とお客様の信頼関係を崩さないよう作業を徹底する。
  • トラブルは小さいことでも重要クレームに繋がる恐れがあります。配送手配責任者と営業担当者への報告を徹底する。
  • 安全に関しては、これで大丈夫だということは絶対にありません。作業者のケガや事故がないよう、チーフは安全管理を徹底する。
  • 常に相手が何を求めているのかを明確にして行動をする。
  • お客様に不信感や不快感を与える言動は決して行ってはいけません。
  • お客様との勝手な約束、商談は決して行ってはいけません。

挨拶(言葉遣い)

「おはようございます。」「失礼いたします。」
「かしこまりました。」
「申し訳ございません。」「ありがとうございました。」を
心を込めて伝える。

お客様に失礼のないように社会人として
丁寧な言葉遣いを心掛ける。

作業の流れ

  • 朝礼
    • リーダーは現場の注意事項(トイレ、喫煙場所、休憩場所、立入禁止エリア等の指示を作業者全員に徹底する。
    • 重要な項目・・・危険予知、安全管理、報告の徹底、体調管理、土足禁止、等
    • 作業内容を伝達し、チームごとに分かれて役割分担をする。
    • 確認項目・・・レイアウト図面、搬入経路、新規什器の内容、トラック何台分、等
  • 養生
    • 現場状況によっては指示が無くても必要場所に養生をする。 (ドア・ドア枠・壁の角・エレベーター枠、等。)
    • 前もって養生場所のキズや汚れを確認し、ある場合は事前にお客様に報告しておく。
    • 壁面、特にクロスの場合は養生立てを使用し直接テープ止めしない。必要な場合はマスキングテープを使用する。
    • 共有部の養生においては一般の方も利用する場合があるので歩行者優先で接触事故の無いよう十分注意する。
  • トラックシートはがし
    • トラックの周囲確認と通路の確保を徹底する。
    • トラックのあおり部分には乗らないでシートをはがす。
    • 商品の荷降ろしスペースを確保する。
    • 必ずエンジンを止めて作業を行う。
  • 搬入①
    • 荷台から降ろす際は必ず2名以上で降ろし、台車に乗せる。
    • 大きい天板やパネルを手持ちで移動する際は、必ず2名で上下を持ち運搬する。
    • 大きい天板やパネルを台車で移動する際は台車を2台使用する。
    • 台車の自走には十分注意する。
    • 私語は慎む。
    • 2名で荷物を持つ際は落下や破損を防ぐ為に声を掛け合いながら作業する。
    • 第三者には常に注意を払う。
  • 搬入②
    • 壁に立て掛ける際は壁にキズや汚れが付かないように当て物を必ず使用する。
    • 休憩などで持場を離れる際は共有部に材料を残したままにしない。
    • 同サイズのものを台車に積む。
    • 再利用する緩衝材は持ち帰る。(一部商品)
    • パネルの間に金物やゴミが挟まって傷が付かないよう注意して台車に積む。
    • デスクを降ろす際は引出しが落下しないように引出面を上にして降ろす。
    • 商品の上に乗ったり、足で押したり、工具を商品の上に置かない。
    • ダンボールからの底抜けには十分注意する。
    • PPバンドについてはバンドを過信せず作業する。
    • 1養生のズレはそのつど直す。台車は養生から外れないように押す。
  • 開梱
    • 開梱場所は人や荷物の動線を配慮し確保する。
    • 残材置場も上記を配慮し確保する。
    • 開梱時カッターを利用する際は商品に傷を付けないよう充分注意する。
    • 梱包材(ダンボール・PPバンド・緩衝材、等)は全て分別して持ち帰る。
  • 施工①基本
    • 電動工具の使用時にコンセントを使用する際はお客様の了解を得てから使う。
    • 作業前にお客様に電動工具作業の音が発生する事を伝え了解を得る。
    • お客様の電話中は電動工具の音出し作業を止める等の配慮をする。
    • 足元に道具や部材を無雑作に置かない。(ケガに繋がります。)
    • 私語は慎む。
    • お客様がいる際は携帯電話をマナーモードに設定する。
  • 施工②デスクに関して
    • 組立前にある程度の位置出しをしておく。
    • (組立後の天板が乗った状態だと移動が困難な場合がある為。)

    • 部材(脚・ビーム・幕板・天板・ビス等)の数とオプションの有無を確認する。
    • (オプションによっては作業手順が変わることがある為事前にチェックが必要。)

    • 注意事項を確認し施工概容に沿って組み上げる。
    • 例(ビスの長さを間違え、天板を突き抜けて破損しないようにする。)

    • 水平をとる・位置出し・クリーニングをする。
    • (アジャスターが付いているタイプはここで調整する。)

      (レイアウト図面に基き、細かい位置出しと全体の通りの調整をする。)

      (クリーニングの際、傷のチェックもする。)

    • チーフはお客様に完成報告する前に製品の最終確認をする。
    • (ビスの留め忘れや締め忘れ、プラスチック樹脂のはめ忘れ、ゴミの拾い忘れ等。)

  • 施工③キャビネットに関して
    • ベースを置きレベル調整をする。
    • ベースに本体をセットする。上下連結、横連結(パンチ穴開け作業等)、天板取付は決められた箇所に全て止める。
    • 扉、引出しの正常動作確認をする。
    • 仕切り板をセットし鍵は鍵ポケットがある場合はポケットに入れ、無い場合は鍵穴に差し込んだ状態にしておく。
    • パンチ穴屑は必ず掃除し持ち帰る。
  • 既存什器移設前の確認
  • ワゴン

    • レイアウト変更時は荷物を入れたままでも構わないが、別フロア移動や移転の場合は全てお客様にて梱包が必要。
    • ワゴンの鍵が付いているか、もしくは担当者で管理しているかを確認。

    デスク

    • 卓上、引き出し、足元の荷物は全てお客様にて梱包が必要。
    • 私物や貴重品等は工事前に待ち帰ってもらう。
    • 電話機はそのままでよい。(電話配線工事にて処理をする。)

    キャビネット

    • 荷物は全てダンボールに入れてあるか、鍵は開錠されているかを確認。
    • ※連結ボルトを外す為、鍵が掛かっていると移動できない。

    金庫

    • 金庫の輸送時は床が傷つきやすいので必ず、ベニヤを使用しハンドリフターを使用し扉が外れるものは別々に運ぶと軽くて済む。
    • 防犯ブザー付きかどうか確認し付いている場合は事前に解除してもらう。

    パソコン

    • PC端末は電源を落とした状態で配線及び付属機器はまとめた状態になっているか確認。

    プリンターとFAX

    • 精密機器は電源を落とした状態で配線及び付属機器はまとめた状態になっているか確認。
    • 大型複合機の移動、設置はメーカーに依頼してあるか確認。
    • ※フロア内移動時の短距離移動を頼まれる場合もあるが、設置後の動作異常の際はメーカーで対応してもらうよう担当者に確認。

    冷蔵庫

    • 移動前に冷凍庫内の溶けた水及び受け皿に溜まった水を確認。
  • リサイクル品の仕分け
    • 回収再利用する部材は分別して持ち帰る。
    • ダンボールは同ザイズで纏める。※運びやすく、荷崩れしない為。
  • クリーニング及び養生材の撤去
    • 必ずウエス、オフィスクリーナー等で手垢や汚れを掃除する。
    • (木目などはフェイスタオル等で拭くと良い。ロイヤルなどの木什器はウェス不可。)

    • 納品作業中にゴミ・ホコリを生じさせた場合は掃除しゴミは持ち帰る。
    • (なるべく掃除機を使用し、大きめなゴミくずはコロコロを使用する。)

    • 搬出入で使用した養生材は回収し、壁や床に養生テープ跡が残らないようにはがす。
  • 納入チェック
    • 伝票と納品されたものは一致しているか。
    • 指示通りのレイアウトになっているか。
    • 商品の汚れ・手垢は全て拭き取ったか。
    • キズ・ヘコミはないか。
    • 作業後の掃除は終わったか。
    • 壁面の塗装はがれ、クロス地の汚れ、テープ跡はないか。
    • 付属品の取付け忘れはないか。
    • ボルト・ネジ・ビス類の締め忘れ、緩みはないか。
    • ボルト・ネジ・ビス類は締め過ぎて空回りしていないか。
    • 不慣れな作業者が行った作業箇所を点検したか。
    • レベル調整はしたか。
    • 引出し目地の不揃い、扉の傾きや擦れはないか。
    • 扉、引出しを開け閉めして作動チェックし、異常はなかったか。
    • 鍵はキチンと施開錠できるか。
    • 鍵は決められた通りにセットしたか。
    • 取扱い説明書は商品にセットするかお客様に渡したか。
    • 異常があった場合はお客様に連絡し、会社にも連絡したか。
    • 受領書の受取欄には得意先または届け先の方が記名捺印をしてもらえたか。
    • 完了
      • 残材(ダンボール、PPバンド、緩衝材等)は全て持ち帰る。
      • 回収再利用する部材は分別して持ち帰る。
      • 使った道具は次回使いやすいようにきちんと整理し、事務所の整理棚へ保管する。(あった場所へ戻す。)
      • 納品作業中にゴミ、ホコリを生じさせた場合は、清掃しゴミは持ち帰る。(廊下、エレベーター、階段、駐車スペースも確認。)
      • 商品に問題の無い事をお客様に確認してもらい、受領印を頂く。
      • 取扱説明書は絶対廃棄してはならない。必ず商品にセットするか、お客様に手渡しする。
      • 商品を引取依頼された場合、再梱包をし、キズ等が付かないよう丁寧に扱う。
      • 養生材は回収し、壁や床に養生テープ跡が残らないようにはがす。
      • 帰りの挨拶を必ず行う。
      • 〈例〉「ありがとうございました。」 「またよろしくお願いします。」

      • 引取りの残材などがあり、トラックに積み込む場合は必ずシート掛けをし、落下しないように注意する。(※必要に応じてロープ掛けもする。)
      • シートを掛ける際は什器に角当てをしてシートが破けないように徹底する。
      • 持ち帰った残材は必ず指定場所に置き、指定場所以外には絶対に捨てない。
      • 完了報告を会社にして次の指示を仰ぐ。
      • 現場で発生したトラブルや不具合は異常報告書を作成し提出する。(社内報告マニュアルを参照)

    2重チェック体制

    • 朝礼時のチェックリストと完了チェック表(2重チェック)
      • (2重チェック体制)
      • 2重チェック体制とはクレーム発生を未然に防ぐ為に引渡し前に行う完了チェックを施工者と職長にて2回行うことです。ヒューマンエラーによる施工ミスを防ぐには客観的な視野で幾重にもチェックを行うことが最も重要です。

パートナーの皆様へ

  • 仕事中のお願い
    • ・作業をする時はチーフの説明をよく聞いて下さい。
    • ・1人での単独行動は禁止です。ベテラン作業員とペアで行動して下さい。
    • ・商品を2人で持つ場合は声を掛け合って作業して下さい。
    • ・商品を倒したり傷付けた場合、隠さず正直に報告して下さい。
    • ・熱中症等、体調がすぐれない場合や怪我をした場合は我慢せず報告して下さい。
    • ・作業中は決められた制服を着用して下さい。必要に応じ帽子、安全靴等も着用します。
    • ・着用品(作業着、靴下、靴、軍手等)は汚れたまま使用しないで下さい。
    • ・タオルを頭に巻いたり、アクセサリーを着けたまま作業をしないで下さい。
    • ・休憩場所にも気を配り、路上に座り込んだり勝手にタバコを吸いに行かないで下さい。
    • ・納品先での水道やトイレは無断使用しないで下さい。
    • ・作業中は携帯電話をマナーモードにして下さい。
    • ・車を誘導する際は運転手の死角に入らない位置で声掛けをして下さい。
  • 現場における喫煙ルール
    • ・全ての現場敷地内において禁煙。(許可を得た場所のみ喫煙可能)
    • ・地下駐車場においても禁煙。(許可を得た場所のみ喫煙可能)
    • ・現場近辺路上も禁煙。(集合場所・休憩時・解散後の現場近辺では禁煙)
    • ※現場ごとの喫煙ルールに従い、灰皿があっても勝手に喫煙しないで下さい。

  • トラック配送時の喫煙マナー
    • ・現場間の移動時に喫煙して下さい。
    • ・待機時は現場敷地外に車両を停止し、車内で喫煙して下さい。

誰も見ていないから大丈夫だろうという
気持ちによる行動は
重大クレームに繋がります。
会社の制服を着ている限り、
常に見られていることを意識し行動して下さい。

「誰が、いつ行動しても、
ミスをしないルールづくり」

  • 安全意識のルール
    • 「100-1=0=お客様の考え」・・・一人がルールを守らないだけで、親会社様全体の責任になることを意識する。
    • 「もし」で考える習慣をつける・・・「もし」という仮定で、危険予知活動を行う。(KY活動)
    • 近道行動、省略行動を禁止する・・・無駄な作業の省略は必要であるが、決められた作業手順の省略は禁止する。
  • 配送時のルール
    • 短期記憶に頼らずメモを取る習慣をつける・・・「これくらいなら覚えておこう」と思うことほど、うっかり忘れるのでメモを取る。
    • 二重チェックを必ず行う・・・ダブルチェックを二人で行う。慣れたときこそ危ないことを意識する。
    • 常に整理整頓を行う・・・危険と不安な状態を無くす掃除を徹底する。
  • 施工時のルール
    • 一人作業をしない、させない・・・一人であると気が緩み、ミスを起こしても隠す場合がある。
    • 「指差し確認・声だし確認」を行う・・・目、口、耳、腕、指などを総動員して、作業行動の正確性・安全性を確認する。
    • 「作業チェックシート」を活用する・・・頭で覚えている些細なことほどチェックシートを使って確かめる。
  • コミュニケーションのルール
    • 恥ずかしさを捨て分からないことは知ったかぶりをせずに質問する・・・分からないまま作業を進めると失敗やミスに繋がる。
    • 朝礼時のKYミーティングを実施する・・・当日の作業に対する注意事項を周知する。
    • 「声掛け」を行う・・・職長だけでなく、チーム内全員で注意し合う声掛け活動を行う。
    • 「ヒヤリハット」を隠さず公開する・・・社員全員で改善策を立てる定例会を実施。隠したがる失敗談ほど有益な内容である。